それって脳卒中の前兆では?知っておきたい5つの症状

脳卒中は、寝たきりの原因第一位の恐ろしい病気です。

一番問題なのは、後遺症が残る人が多いということ。
なんと、発症した人の7割がなんらかの後遺症を残すそうです。

また、寝たきりになることからもわかるように認知症になりやすいのです。

脳卒中は、大きく分けて3つのタイプがあります。

  • 脳梗塞:脳の血管が詰まる病気。詰まった血管の先に血液が行き届かなくなる。
  • 脳出血:脳の中の細い血管が高血圧で傷み、血管が切れてしまう病気。その部分の脳細胞を破壊したり、圧迫したりする。
  • くも膜下出血:血管が二手に分かれる所に動脈瘤ができ、それが破れてしまうことで脳の表面に出血が広がる病気。

このような脳卒中になる前に、前兆となる症状が見られる場合があります。

9月28日放送の「きょうの健康」で、よくある5つの前ぶれ症状が挙げられていました。

この症状がみられると脳卒中を誘発する可能性あり!気をつけたい5つの症状

これから5つのありがちな前兆症状を挙げますが、脳梗塞と脳出血は前兆の症状が似ています。
1~4が、脳梗塞と脳出血でみられる前兆症状、5がくも膜下出血でみられる前兆症状です。

1.半身のまひ・しびれ

右半身、あるいは左半身の手足や顔にまひ、しびれがみられる場合があります。
これは、運動神経や感覚神経に障害が発生するために起こる症状です。

2.ろれつが回らない・言葉がでない

ろれつが回らなかったり、失語症のように言葉が出てこない、といったことが起こる場合があります。
ろれつが回らない場合は口の筋肉を動かす運動神経に障害が起こっていますが、言葉が出ない場合は、脳の言語中枢に障害が起こっています。

3.立てない・歩けない・ふらふらする

半身の麻痺、または麻痺はないけれどもうまく立てない、歩こうとしたらふらふらするといった場合です。
体の並行バランスを調整している小脳の脳卒中でよくみられる症状です。

4.視野の半分が欠ける・物が二重に見える

目の症状の中でも多いのが、視野の半分が欠けるという症状です。
右の目も左の目もそれぞれ、片側が見えなくなって視野が狭くなります。

これは、目そのものの障害ではなく、脳の視覚中枢で起こっている障害です。

また、物が二重に見える、両目で見ると物が二重にダブってしまう、という症状もあります。
これは、目をうまく動かせない脳の運動神経の障害によるものです。

5.突然の激しい頭痛

上の4つの症状は、脳梗塞、脳出血共通の症状です。
くも膜下出血の場合はちょっと症状が違います。
上のような症状が最初に出ることは少ない傾向にあります。

くも膜下出血によくある症状は、激しい頭痛です。
よく、「後ろからバットで殴られたような」と例えられますが、それくらいいきなり激しい頭痛がするのが特徴です。


上の症状のうち、一つでも当てはまる場合は、脳卒中かもしれませんので、すぐに救急車を呼ぶことが大切です。
自分で確定診断するのは難しいですが、ちょっとでも疑う場合は躊躇しない方がよいでしょう。

自分で確かめる手立ては?

確実に確かめるには病院に行かなければいけませんが、「おかしいなあ?」と少しでも感じたら、まずはこちらを試してみるのも一つの方法です。

顔がマヒしていないかどうか?

鏡を見ながら笑顔を作ります。

そのとき口がゆがんでいないかどうか、確かめてみましょう。
麻痺していると、口が片方下がったりします。

しわが左右対称になっているかどうかも目安になります。

腕が下がらないかどうか?

手のひらを上向きにして、目をつぶって両手を前に伸ばします。
腕が麻痺していると、麻痺している側の腕が下がってきます。

明らかな麻痺のときはこのようなことをしなくてもすぐわかりますが、かるい麻痺の時は、目をつぶってこのチェックを行うと、麻痺のある方の腕が下がってきたり、軽い麻痺の場合は腕が内側に回ったりします。

話すのが大丈夫かどうか?

決まった言葉を繰り返せるかどうかをチェックします。
何をしゃべっても良いのですが、

「今日はいい天気ですね」
「らりるれろ」
「ぱぴぷぺぽ」

と言ってみて、ろれつが回っているかどうかをチェックします。

しばらくしたら元通り・・・に注意

脳梗塞に関してもう一つ知っておきたいことは、TIA(一過性脳虚血発作)というもの。

よく、

「食事中に急に、箸を落としてしまうほど右手に力が入らなくなった・・・」
「突然言葉が出なくなった・・・」

そのようなおかしな症状出ても、数分以内、あるいは24時間以内に完全に治まってしまうことがあります。

何事もなかったかのように戻ってしまうと、安心したり、様子をみたりしてしまいがちです。

TIAの怖いところは、本格的な脳梗塞が近々起こる可能性があるということです。

TIAが起こるとその後3~4割の方が脳梗塞を起こすのですが、起こすのは1~2日後くらいにやってくる可能性があるので大変危険です。
異変を感じたら必ずその日のうちに救急外来へ行きましょう。

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