今年は新型が流行の兆し!知っておきたいノロウイルス3つの感染源と予防法

冬はノロウイルスに一番気をつけなければならない季節です。
毎年12月が一番患者数が多く、続いて1月が2番目に多いのです。

ノロウイルスは、何らかの理由で口や鼻からお腹の中に入り、感染してしまうのですが、感染すると発熱や激しい腹痛、下痢、吐き気といった症状があらわれます。
最悪の場合、おう吐物が喉に詰まり、死に至ることも。

しかも2015年から2016年にかけては数百万人規模での感染者がでるという予測もされています。

その理由は新型ウイルスGⅡ.17の流行。
ちょうど今、流行り始めているんですね。

ノロウイルスは、一度感染すると体内に免疫ができ、同じ型のウイルスには完成しにくくなるのですが、新型のノロウイルスが出現すると、従来のウイルスに免疫がある人も感染します。
実際、新型のノロウイルスが出現した年には患者数が急激に増えているのです。

ノロウイルスは有効なワクチンや治療薬がないため、感染すると症状が治まるまで耐えるしかありません。
感染するとトイレから出れなくなるほど下痢や嘔吐を繰り返しますので、かなりきついですね^^;

2015年12月5日放送の「世界一受けたい授業」で、国立感染症研究所 ノロウイルス研究部門の片山和彦先生が、ノロウイルスの感染源と対策法を紹介していました。

先生によると、感染源は主に3つあるのだそうです。

1.物に触れて感染

人は活動している間、色々なものに触れています。
そして無意識に顔や口を触っていますから、そこで感染する可能性があるのです。

感染した人がドアノブや手すり、吊皮などを触ると、感染者の手に着いたウイルスがそこに付着、それを触った別の人の手に付きます。
そのウイルスが、手や指を介して口に入り、感染してしまうのです。

特にトイレは危険です。

感染した人が用を足したり、場合によっては嘔吐していることもあります。
そういう人が手をしっかり洗っていなかったら、ドアノブなどが汚染されています。

1の対策はこちら。

【トイレの後や食べたり飲んだりする前に、こまめに石鹸で手を洗う】

石鹸でウイルスが死滅するわけではありません。
大切なのは、水で洗い流すことです。
石鹸の泡が流れ落ちるくらいが一つの目安となります。

手洗いの仕方についてはこちらを参照してください⇒感染性胃腸炎(特にノロウイルス)について | 厚生労働省

また、過剰に洗いすぎるのも良くありません。
洗い過ぎて手が荒れると、手がボコボコしてウイルスが入りやすくなり、流しにくくなってしまいますので気をつけましょう。

公共のトイレの場合ですが、自分が手を洗っていても、出るときにドアノブなどで付着することもあります。
なので、手で直接触れないように、ポケットティッシュを使ったり、体で押して開けたりといったことも予防法の一つです。

2.吸い込みによる感染

ノロウイルスは、吸い込みによって感染することもあります。

特に危険な場所はトイレです。

トイレでは、水を流すと便器の中から目に見えないほど小さな水滴が無数に舞います。
これがウイルスに感染した人が用を足した後だったら、水滴の中には何万個ものウイルスがいるおそれがあるのです。

アメリカで行われた実験によると、目に見えない小さな水滴になると90分以上も舞っているというデータも。

対策法は2つあります。

【マスクをする】

マスクをすることは吸い込み防止の基本。
インフルエンザ予防にも繋がります。

【蓋をして流す】

用を足した後、いきなり流すのではなく、蓋をしてから流すことでまき散らしを防止することができます。

この方法は、自分が感染しないようにする対策というよりも、自分が加害者にならないようにするための対策ですね。

ノロウイルスは感染してから症状がでるまで1~2日の潜伏期間があります。
なので、感染したばかりの頃は、自分が感染したことがわかりません。

なので、気付かないうちに周りにウイルスをまき散らさないためにも、日頃から蓋をして流すことを意識するとよいですね。

嘔吐物からの吸い込み感染

感染した人が嘔吐してしまった場合、嘔吐物の処理が不十分だと、吸い込みで感染する恐れがあります。

普通、嘔吐物を片づけるのは当たり前だと思いますが、ここで木を付けたいのは乾燥した後のことです。

乾燥後にウイルスがホコリと共に空気中を漂うので、それを吸い込むことで感染することもあるのです。

過去に実際にあった話なのですが、都内のホテルでノロウイルスに感染した宿泊客が、廊下のじゅうたんに嘔吐してしまいました。
嘔吐物はもちろん片づけたのですが、その後の十分な処理ができていなかったため、利用者が歩いた時に空気中にウイルスが浮遊し、それを吸い込んだことで347人が感染してしまいました。

【嘔吐物のオススメ処理法】

まずは、以下のものを用意します。

  • 使いきりの手袋
  • マスク
  • ペーパータオル
  • ポリ袋
  • 新聞紙
  • ペットボトル(500ml)
  • 塩素系漂白剤

おう吐物を処理する際は、直接触らないようにするために、使いきりの手袋を使います。
マスクは吸い込み防止です。

手袋とマスクをしたら、嘔吐物を集めるように拭き取り、ポリ袋に捨てます。
この時注意したいのは、捨てた後にいきなり拭き掃除をしないこと。

しっかりと消毒してからでないと、ウイルスをまき散らすことになります。

ペーパータオルで拭き取った後は、汚染したところに新聞紙を敷きます。
そして500mlのペットボトルの中に、塩素系漂白剤をキャップに2杯分入れ、水を足します。
これで、ノロウイルスを死滅させるのに十分な濃度の消毒液になります。

あとは新聞紙に消毒液をしみこませ、15分以上置きます。
その後にもう一度拭き取ったら終了です。

手袋はポリ袋に捨て、最後は手を石鹸でよく洗います。

3.食品からの感染

ノロウイルスに汚染された、カキなどの二枚貝を食べると感染することはよく知られています。

しかし食品からの感染で恐ろしいのは、感染した人が触れたりして調理した食品にウイルスが移り、それを食べた人が感染するケースです。

【調理前に手洗いをする】

食べ物を手にする場合もそうですが、調理する前も手洗いは必須です。
手にウイルスが付いていた場合、そのまま口にいくので感染の可能性大ですからね。

ノロウイルスに感染したら、脱水症対策が重要

ノロウイルスに感染した時に一番怖いのは、嘔吐や下痢による深刻な脱水症状です。
なので自分が感染してしまった場合、脱水症対策をすることが重要です。

ただし、ただの水ではなく経口補水液がオススメです。
自宅で簡単に作ることができます。

  • 水:1リットル
  • 塩:3グラム
  • 砂糖:40グラム

これを混ぜるだけです。
(ナトリウムの摂取制限を受けている方は、かかりつけ医師にご相談ください)

体への吸収が早いので脱水を防ぐことができます。

市販のスポーツドリンクでも良いのですが、その場合は冷たいものをそのまま飲むのではなく、お湯で半分くらいに割ってゆっくり飲むようにしましょう。



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