疲れにくい体を作る体幹トレーニング
サッカーの長友選手の専属コーチをしていた木場 克己先生が教える3つの体幹トレーニング。
前回は転倒しない体を作る体幹トレーニングを紹介しました。
今回は、疲れにくい体を作る体幹トレーニングです。
「疲れ」というのは、単なる疲れと考えて油断しているとそれが病気に進行してしまうことがあります。
知らずにたまって発症する「慢性疲労症候群」は、働き盛りの20代から40代で発症する例が多いのだそうです。
放っておくと、うつ病のような症状が起こる危険性があるのだそうです。
そうならないためには、働き方を見直すことが必要ですが、疲れにくい体を作ることも大切です。
疲れにくい体を作る体幹トレーニングのやり方
まずは片足を大きく後ろに開きます。
そして、足の上に頭が来るようにひざを曲げます。
この状態で、手を万歳します。
肩甲骨を引きつけるように、背中の筋肉を意識してヒジを締めます。
この姿勢がセット出来たら、後ろの足を浮かします。
頭から足まで一直線になるようにしましょう。
この状態で10秒キープします。
左右10秒ずつで1セット、1日3セット行いましょう。
このトレーニングでは、首を支える「僧帽筋」、脊柱を支える「広背筋」、上半身を支える「大でん筋」が鍛えられます。
猫背の改善や肩こりの改善に繋がります。
余裕のある人は?
上のトレーニングが簡単だった方は、もう少し負荷をかけてみましょう。
やり方は、上の姿勢をキープしながら腕を上下に動かします。
頭がぶれないようにゆっくり動かすようにしましょう。
この時は、10秒ではなく、左右で10回1セット行いましょう。
まだ余裕のある人は?
これでもまだ余裕のある人は、座布団やマットなどで足場を不安定な状態にしてやってみましょう。
不安定なほど負荷がかかりますが、無理をしすぎないように気をつけて下さい。
背中を支えない猫背の状態がクセづくと、段々疲れやすい体になります。
その為にはまず、しっかり軸足を作ることが大事です。
片足で支えるということは、筋力強化に繋がります。