舌の衰えは全身の老化を早める!老化予防に舌の筋力を強化する簡単トレーニング法

近くのものが読みづらい・・・
物忘れが多くなった・・・
ちょっとした段差でつまづく・・・

これらはすべて老化現象と呼ばれるものです。

このような状態は、足腰が加齢で衰え始めている証拠になっているのですが、体のある部分が衰えていると、全身の老化を早めてしまうのだそうです。

そのある部分というのはなんです。

舌の筋力の衰えは、全身の筋力の低下に繋がります。
ひどくなれば歩くことも困難なレベルになったり、最悪の場合、寝たきりにもなりえるのです。

そのように警鐘を鳴らすのは、日本歯科大学 菊谷武教授。

このような本も出されています。

以前、NHKのクローズアップ現代で、口腔ケアによって健康長寿を伸ばそうという取り組みが紹介されていました。
菊谷先生は、その時に出演されていた先生です。

舌の衰えは、知らず知らずのうちにやってきます。
しかし、老化現象だからとあきらめる必要はありません。

舌の衰えの原因の一つは生活習慣なので、それを正せば若返りも夢ではないのです。

2016年 2月2日の「みんなの家庭の医学」で、舌の筋力を簡単にアップさせる方法が紹介されていました。

開眼片足立ちテストで全身の筋力の衰えをチェック

まずは、全身の筋力の衰えがないか、チェックしてみましょう。
チェックする方法は、「開眼片足立ちテスト」という方法です。

まず、両足で立った状態で手を腰に当て、片方の足を上げます。

その状態で何秒立っていられるかを計ります。
年代別の平均秒数はこちら。

この片足立ちは足の筋肉だけでなく、上半身を支える腹筋など全身の筋肉とそれを連携する神経がしっかりしていないとバランスが維持できません。
だからこそ、このテストで全身の筋肉の状態を推測できるわけです。

舌の筋力が衰えると、老化に繋がる理由

厚生労働省が、65歳以上の方々約200人を対象に、全身の筋力と舌の関係を調査しました。
その結果、舌が衰えている人は、衰えていない人よりも30%の筋力低下が見られたそうです。

舌が衰えるとはどういうことでしょう?

実は、舌はあごの下、喉の付け根あたりまで繋がっている筋肉のかたまりなのです。

舌は物を噛むときに複雑に動いて咀嚼を助ける働きをします。

食べ物を口の中に入れると、舌はまずその食べ物を奥歯に動かします。
噛む時には舌が食べ物を支え、今度は反対側の奥場へ移動させます。

このように最適な歯を見つけ、忙しく動いているのです。
最後はスプーンのような形にしてばらばらの食べ物をまとめ、上あごへ押し上げ、一気に喉に押し込みます。

舌はこのような働きをするため、手や足の筋肉のように一方向に繊維が走っているのではなく、縦横無尽に3次元的に筋肉が並んでいます。
そういうことから、舌をUの時にしたり、自由に動かすことができるようになっているのです。

しかし舌が弱ると、物が食べずらくなるために硬い肉などは自然と食べなくなってきます。
筋肉を維持するにはたんぱく源が必要なのですが、それを摂取しないのでたんぱく質が大きく欠如し、全身の筋力の衰えに繋がるわけです。

全身の筋肉が衰えると、体を動かすことが億劫になってしまいますので、次第に頭も使わなくなり、ボケが始まったりしてしまいます。

このように、舌の衰えは巡り巡って全身の老化に繋がるわけですね。

舌の衰えの原因の一つは生活習慣にある

舌の衰えの原因は、病気の場合などもあるので一概には言えませんが、一つは生活習慣が原因になっていることがあります。
これを改善すれば、老化防止に繋がります。

原因となっている理由は2つです。

1.咀嚼回数が少ない

ものを噛むということは、その裏で舌がよく動いているということ。
よく噛むためには舌が縦横無尽に動かなければならないのです。

噛めば噛むほど舌の運動が増え、舌の筋力は維持できます。

なので、舌をたくさん使うためには、つるっとあまり噛まずに食べられるものよりも、しっかり噛まなきゃいけないものを用意するとよいでしょう。
例えば、ステーキ肉やゴボウの煮物など、歯応えのある食べ物です。

そのような良く噛むものを毎食一つは入れておくと良いですね。

逆に、それほど噛まなくても飲み込みやすい食べ物は、咀嚼回数が自然と少なくなります。
そして、舌の機能が少しでも衰えてくると、人は自然と柔らかいものを選ぼうとしますから、さらに衰えてくる、という負のスパイラルに入ってしまいます。

意図的に硬いものを食べるのも必要ですね。

2.人との会話が少ない

舌はものを噛む時だけでなく、会話をする時も活発に動きます。
なので、会話をすればするほど舌はよく動き、その筋力は維持されるのです。

いつも一人で食べている方は、健康状態のデータがあまり良くない、という傾向にあるそうですが、それは、舌が衰えてきているからに他なりません。

友達と一緒でも良いので、会話をしながら食べるように心がけましょう。

筋力の衰えは何歳になっても向上する?!医療現場でも行っている簡単トレーニング法

菊谷先生が、医療現場でも行っているスルメを使ったトレーニング法を紹介してくれました。

スルメはよく噛まなければならない食べ物のトップクラス。

まさに舌を動かすトレーニングとしてうってつけの食べ物なんです^^
このトレーニングでは、噛むことよりもベロを動かすことを意識します。

まず、適当な大きさのスルメを口に1本くわえます。
そのスルメを、舌を使って奥場へ移動します。

移動したら、一回噛みます。

再び舌で反対側の奥歯へ移動させます。

そしてまた一回噛みます。

このように交互に一回ずつ噛むのを何度も繰り返し、飲み込みやすい状態になったら終了です。
これを1日3本行います。


開眼片足立ちテストで思うような結果が残せなかった方は、このトレーニングを何日か続け、もう一度やってみてください。
きちんとトレーニングをしていれば、記録も伸びると思われます^^

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