偏平足予防と改善エクササイズ
偏平足は、先天的なものだけでなく、筋力不足でなる場合もあります。
隠れ偏平足といって、一目で普通の足と見分けがつかないのですが、歩く時に地面を踏み続けるうちに偏平足になるのです。
そして、
- 歩くと疲れやすい
- 転びやすい
- 足の裏が痛い
- 肩凝り・腰痛
といった、体に様々な不調をもたらします。
でも、筋力不足で偏平足になるのなら、筋力をつければ健康な足にもなれます!
というわけで、偏平足にならないための予防・改善エクササイズを紹介します。
偏平足を改善するキーワードは、足の把持力
通常の足の場合、土踏まずのところがアーチ状になっています。
しかし、隠れ偏平足の場合はアーチを支える筋力が弱く、だんだんとアーチが支えられなくなって偏平足になります。
なのでこの筋肉を鍛ることと、もう1つ、足の指の力を鍛えることで鍛えられます。
足の指先はふくらはぎや太ももの筋肉と連動しているんです。
足指の掴む力のことを把持力(はじりょく)というのですが、人は歩く時、足の指で地面を掴んで前に進んでいます。
把持力が弱くなると、歩行やバランス能力が低下して転びやすくなるのです。
成人の把持力の平均は、男女問わず17.0kg。
これは年齢に伴い弱まるため、足の若さを知る指標となります。
本来なら下のような機械で、握力を測るように測定するのですが、置いているところはなかなかありませんね^^;
もし見かけたら測定してみて下さい^^
把持力トレーニング1 足指じゃんけん
把持力を鍛えるトレーニングその1は、足指じゃんけん。
足でグー、チョキ、パーを、1日1分繰り返します。
「グー」は分かると思うので省略しますが、「チョキ」は親指をできるだけ立てるようにします。
一番気をつけたいのは「パー」で、上に反るのではなく、横に広げることを意識して下さい。
床を使っても構いません。
把持力トレーニング2 足指歩き
次は足の指だけで前に進む、足指歩きです。
これで、バランス能力がアップします。
むくみ予防にも効果的です。
1日3分ほど行って下さい。
アーチを持ち上げる筋力を付けるトレーニング
アーチを持ち上げる筋力を付けるには、つま先立ちの練習をすると良いでしょう。
最初は座ってでも良いので、しっかり伸ばすことを意識します。
指も曲げたりせず、伸ばしましょう。
1日10回程度でOKです。
座って伸ばすのに慣れたら、次は立って行います。
このような訓練のほか、人の身体は完全に左右対称ではなく、どちらか片方に重心がずれていますので、自分の癖を知りながら、なるべく治す努力もしていきましょう。
そうすれば、負担が偏らずに正しく筋肉を使うことができます。