足を動かさないと落ち着かない、むずむず脚症候群
脚や関節がむずむずして、足を動かさないと落ち着かない・・・
そういう「脚を動かしたい」という不快感を感じる症状に、むずむず脚症候群というものあります。
かゆいのにどこをかいてもかゆみにたどり着かなかったり、寝ている時に脚がほてってきたり、痛くなったりする人もいます。
とにかくじっとしていられず、脚を動かさないと落ち着かない不快感を感じるわけですね。
それが短期的ではなく、繰り返し現れます。
そういうことが特に夜寝る前やじっとしている時に起きるので、不快で眠れなかったり、寝ていても途中で目が覚めたり、睡眠障害の原因になったりすることもあります。
睡眠障害の患者の10人に1人がむずむず脚症候群といわれているんです。
とにかく理由のわからない気持ち悪さを感じるのがむずむず脚症候群です。
むずむず脚簡易チェック!
ちょっと違和感を感じるなら、まずは自分でできる簡単なチェックをしてみましょう。
- 脚に不快感があり、じっとしていられず脚を動かしたくなる。
- 症状は、座ったり横になったりなど安静している時に起こる、あるいは悪化する。
- 症状、歩いたり脚を動かしたりすることで改善する。
- 症状は、日中より夜間に強くなる。
このチェックの数が多いほど可能性が疑われます。
断定できるようなチェック法ではないので、気になる場合はお医者さんに睡眠専門医あるいは神経内科医した方が良いでしょう。
むずむず脚症候群の改善方法
むずむず脚症候群は、ドーパミンの働きが何らかの原因で悪化するとそういう症状になることがあるようですが、なぜそうなるのかまだ分かっていない部分もあるようです。
脳の異常興奮だと考えられているんですね。
鉄分が不足すると、ドーパミンの代謝が滞るので、鉄分をしっかり摂ることが今のところ効果的な改善策だといわれています。
鉄分が豊富な食べ物を摂取してドーパミンの働きを正常に保つことが大切ですね^^
このようなものが挙げられます。
- 肉類…豚・鳥・牛など肉類のレバー・赤身の肉
- 魚介類…カキ・シジミ・アサリなどの貝類やイワシ・煮干し・青魚
- 野菜…ひじき、青のり、パセリ、ほうれん草、海藻類、大豆
とはいえ、鉄分のあるものだけ食べても吸収率が悪いので、バランスよく食べることが大切です。
特に、食後に柑橘系のものを食べるとされやすくなりますので、合わせて食べると良いですね^^